愛媛県立博物館で、第44回愛媛県児童生徒理科研究作品展がありました。
理科研究作品の学校への提出作品数は23,768件でした。
そのうち、学校内で審査して、応募提出状況は、2,202件です。
特別賞7件、優秀賞200件、努力賞300件の作品が展示してありました。
その中で第44回の最高賞の愛媛県知事賞がこの作品。
金色と水色の不思議 Y・岡本君 小6
作品の概要がプリントになっていて、受付で配布してくれます。
『色を言葉で表現するとき、その表現の仕方には個人的な差が生じる。
例えば、同じように見える黄色でも、クリーム色、レモン色、山吹色などと様々に表現される。
この研究では、主観的に表現されやすい色を、数値化することで
客観的に表現することを試みている。
具体的には、花や静物をデジタルカメラで撮影し、パソコンの画像処理ソフトによって、
「色相」「彩度」「明度」の基準で数値化した。
このことで微妙な色の違いを客観的に表現することに成功した。
また、実験を進めていく中で、金色と水の色のような複雑な色を再現するためには、
単なる色の組み合わせを読み取っただけでは不十分であることを知り、
金属表面での乱反射や水による反射光や透過光といった物理現象を考慮することが
必要であることを明らかにした。
最後に、研究前後の絵を比較する事で、研究成果の検証を行っている。
着眼点、研究の手法に優れ、創造性も豊かなすばらしい作品である。』
今の小学生の研究発表は、デジカメを使ったり、画像処理ソフトを使ったり・・
金色のシャボン玉や、金色のグミを作ります。
絵が下手なので、上手になりたくて研究したと書いてありました。
最初に描いた絵と、研究の結果描いた絵を比較するのがアイデアです。
愛媛県立博物館では、同じ日に世界の蝶の展示もありました。
綺麗な蝶がたくさんある中で、この色が一番好きでした。